※この記事は、以前持っていたブログ(現在は閉鎖)の記事を元に新たに書き直したものです。
カメラはいつものFujifilm X-T20なのですが、K&F Concept KF-NFX2を噛ませてニコンのAi Nikkor 45mm F2.8Pの試し撮りです。X-T20のセンサはASC、45mmのレンズだと67.5mmと望遠になってしまうのですが、その使い勝手も試してみたいと思います。
今回の機材について
写真のご紹介の前に、まずは機材のご紹介です。
カメラはFujifilm X-T20、レンズはニコンのAi Nikkor 45mm F2.8P、パンケーキレンズ。これを、K&F Concept KF-NGX2というマウントアダプタを介して取り付けます。
当時持っていたニコンのデジタル一眼レフ、D90にこのレンズを取り付けたところ。本当に薄くていい感じなんです。
K&Fのマウントアダプタを介してX-T20に取り付けたところ。せっかくのパンケーキレンズの良さがなくなってしまいますが、まあ普通のレンズのイメージですかね。惜しむらくはピントリングも絞りリングも先端にあるので、ちょっと操作しづらい、というくらいかな?
今回はこのレンズの素性を確かめるべく、京都府立植物園へと向かいました。
撮影場所
地下鉄烏丸線の北山駅が最寄り駅。バスもいろいろ出ているので、車がなくともアクセスは悪くないです。
作例集
さて、ここからは撮った写真をひたすら載せていきます。当日はあいにくのお天気だったと記憶していますが、それも踏まえてニコンレンズの色を見ていただければと思います。
まずは確か入場前のコスモス畑の写真から。曇り空の下、渋い色合いになっています。ニコンは現実色というイメージですが、まさにそんな感じ。コスモスの鮮やかな色合いを残しつつ、派手になりすぎないのがとてもいいのです。
雨に濡れる紅葉です。紅葉の紅い色もよく乗っていると感じますが、いかがでしょうか?
好きな一枚です。ボケ具合も自然、かつ色もヴィヴィッドで濃いめに出てくれています。でも、派手な色合いではなく全体的に落ち着いた色合いなのかなんだかニコンのレンズ独特の表現な気がしています。
蓮の花です。完全に白飛びしちゃってますね。絞りは基本2.8、開放で撮っていた気がします。
しっとりしていながらやっぱりヴィヴィッドなんです。
こちらもお気に入りの一枚。F2.8とはいえ、しっかりボケてくれます。
こちらも色合い・ボケ具合が分かりやすい一枚と思います。
カエルがおりました。写真を圧縮しているので画質があまり良くありませんが、ボケ具合のグラデーションが分かるかと思います。これもお気に入りの一枚です。
自画自賛ですが、これも良く撮れていると思います。
Nikon Ai Nikkor 45mm F2.8Pを使ってみて
X-T20に乗り換える前はずっとニコンD90を使っていました。D90は一眼レフ、(フォーカスアシストはあるとはいえ)マニュアルレンズのピント合わせは完全に目視で行う必要があったため、目の悪い私にはちょっと厳しい。結果このレンズの出番はほとんどありませんでした。が、ミラーレスのX-T20に乗り換えたところフォーカスピーキングがものすごく使いやすく、マニュアルレンズばかり使うようになりました。ピンを外すこともよくありますが(笑)。
このレンズ、センサがAPSだと67.5mmという望遠寄りになってしまうのが私的には難点なのですが(普段は35〜50mmメインなので)、色合い・色乗りが本当に良くて、今後もうちょっと頻繁に使ってみようかな、と思っている次第です。
とてもいいレンズなのですが、残念ながら既にディスコン、生産終了品です。とはいえ中古市場ではまだまだ入手可能ですので、ぜひお試しあれ!
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