先日購入してぼちぼち使っているUtulens。レンズ部分のねじ込みがライカL39マウントと互換性がある、とのことで、手持ちのライカMマウント→フジフィルムXマウントのマウントアダプタを使ってみることにしました。このマウントアダプタ、ヘリコイドが付いているので、マクロ撮影ができるようになります!
ライカL39マウント→ライカMマウント変換アダプタ
KodalensはL39マウント、ヘリコイド付きマウントアダプタはMマウントということで、L→Mマウントに変換しないといけません。そこで購入したのがこれ。
K&F Conceptのマウントアダプタです。「K&F Concept レンズマウントアダプター KF-LM-35135 (ライカLマウントレンズ → ライカMマウント変換)」という商品名でした。これは35mm〜135mmのレンズ用とのことなんですが、他の焦点距離のと違いが分からなかったのでこれにしています。焦点距離を合わせるだけだし、どれでもいいだろ?という感じです。
中にはこんなマウントアダプタが一枚。
ペラッペラです。
では早速。これを使ってヘリコイド付きマウントアダプタを使えるようにしましょう。
ヘリコイド付きマウントアダプタ(ライカL→Mマウント)を取り付ける
Kodalensに付属しているGizmonさんのマウントアダプタを付けた状態。薄い!軽い!
カメラからレンズを外し、Kodalensのレンズ部分とマウントを分解しました。ねじ込み式なので簡単。ちょっと力がいりましたが。
レンズ部に先ほどのL39マウント→Mマウント変換アダプタを取り付けます。ねじ式なので、しっかり奥までねじ込みました。一応ねじの向きを示す赤いポッチがついていますね。
そしてこちら、ライカL39マウント→Mマウントに変換するマウントアダプタ。そこそこ使っているのでちょっとテカってます。
先ほどL→M変換アダプタをつけたレンズを取り付けました。Mマウントはバヨネット式なので、はめこんでゆっくり回すと”カチッ”と固定されます。
X-T20に取り付けてみました。
厚みは当然変わりませんが、Gizmonのマウントアダプタに比べるとずっしりする感じ。それでも一般的なレンズよりはよほど軽いんですが。
分かりづらいですが、ヘリコイドを繰り出す前と繰り出した状態の比較です。ほんの数ミリ(確か4mm?)レンズが前に出ます。この差が大きいんです。
試し撮り
早速その辺のものを撮ってみました。
ヘリコイドを繰り出さない無限遠状態で撮影したもの。立って下を向いて撮影。暗かったりぐらぐらしてしまったりで、ピントボケボケ、全然参考になりませんが、こんな感じ。多分これでも近すぎてピントが合ってないんじゃないかと思います。
ヘリコイドを最大まで繰り出した”マクロモード”で撮影。めちゃくちゃ寄れます。これはおもしろい!
カラーで撮ってみました。なんとなく淡いような、カリッとしきれないような、Kodalensの味わいはそのまま残っています。
結論
Gizmonのページに記載されていた、「ネジを緩めてマクロ撮影」というのがうまいこと機能しなかったのでまったく期待していなかったのですが、ちゃんとしたヘリコイドを使うとかなり寄れる、ということが分かりました。結果、GOOD!です。
薄くて軽い、というのは正義ですね。これなら持ち歩きも苦にならないし、しばらく使ってみようかな、と思います。先日来過去記事含めレンズの記事を書いていて、Nikon Ai Nikkor 45mmをまた使いたいな、と思っているのですが、マウントアダプタが長くて持ち出すのがちょっと億劫。しばらくこれでいきましょうかね。
問題はこのヘリコイド付きマウントアダプタのお値段。2万円以上します。しっかりした作りなのでこの価格も頷けるのですが…。私はたまたまこのヘリコイド付きマウントアダプタを持っていたのでやってみましたが、このためだけに新たに買うんだったら「ちょっとなぁ…」と思うかも。でもでも、なかなかおもしろいので、やってみる価値はありそうです。このヘリコイド付きマウントアダプタがあれば、VoigtlanderとかZeissとか、Mマウント互換のレンズがいろいろ使えますからね。しかもマクロモード付きで!
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