【作ってみた】トラベラーズノートカバーの自作2回目!作り方を少しだけ変えてみました!

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市販のレザーバンドでトラベラーズノートを留める

前回トラベラーズノートカバーを作ったのは2年ほど前、2019年のことになります。実はその時に違う色の同じ革を買ってあったのですが、前回作った濃いネイビーのはサイズが少し小さくて中のノートがはみ出してしまい、どうしても気に入りませんでした。今回は同時に買った革を使ってサイズを若干変更して作り直すことにしました。

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前回作ったトラベラーズノートカバー

前回作ったものは2年くらい使用したでしょうか。それなりに役に立ってくれましたし、いろいろ細かいところは納得いかないまでもまあまあ気に入っていたのですが…

一年使ったあとはこんな感じです。写真だと分からないですが、細かい傷や何かの角に当たって付いたであろう凹みなどがたくさんついています。それもまた味と言えるのがトラベラーズノートのいいところです。

革は相変わらず硬いままでした。持ち方が悪かったのか、縦に皺が入っているのが分かります。でもそんなに気にはなりませんでした。

こんな感じでノートを挟んでいます。ノートは2冊、外側にはクラフトファイルというペーパーホルダーを挟んでいます。ちょっとした書類を三つ折りにして挟めるのが便利なんです。


反対側はどうかというと…

こんな感じ。はさみ方が悪いのかもしれませんが、ノートが思い切りはみ出してしまっています。

3〜4mmはみ出していますね。厚みもあるので、余裕を見て表紙と裏表紙それぞれ10mmくらいずつ大きくしたら(全体で横幅を2cm長くしたら)大体いい感じに収まるでしょうか。

こんなことを考えながら、新しいものを設計してみましょうかね。

トラベラーズノートカバーの作り方

こちらが今回使う革。前回は落ち着いた色で作ったのですが、一緒に買ったのはもうちょっとポップなエメラルドグリーン。これがなかなかいい色なのです。革自体は協伸レザーさんのオンラインショップにあった、「オイルヌメ #1 300mm x 300mm 厚さ2.0mm」で、革質は前回とまったく一緒です。

前回のサイズは横24cm x 縦22cmだったのですが、今回は余裕を見て横26cm x 縦22.5cmで切り出すことにしました。縦に5.0mmプラスしているのは、おそらく納得いかなくて微調整するだろう、と思ったからです。(結果的にはそれ程修正の必要はなく、最終的には22.3cmくらいに収まりました)

裏側はこんな感じ。染めムラというか、グリーンになっていないところがあります。この辺を切ってやればいいかな?

今回導入した新兵器!(笑) 曲尺です。正確な直角を出したかったので使ってみましたが、これでどれだけうまく出来たかは正直ワカリマセン。

こんな風にガラス板を使い、直線合わせて直角を出してみましたが、ちょっと小さすぎてうまいことできず…

たまたま家にあった角材の切れ端を使って直線を合わせました。

もともとの直線がいまいち信用できなかったので、直角を出しつつ必要な大きさにカットしていきます。

まあまあ、納得できる形に切りだせたでしょうか。

表側はこんな感じ。染めムラがあったりしますが、それもまた味ってことで。味って言えばなんでも許される訳ではないんですが、そのうち色も変わってくるでしょうし、細かいことは気にしない!

ゴムを通す穴にも曲尺を使います。今回は曲尺を置いたまま穴を開ける位置を決めることで、一直線上に穴が揃うようにしてみました。

でもね、どうしてもズレちゃうんです。まあ気にせず、穴を開けていきます。

裏側から穴を開けたので、表側が不自然になってしまいました。これもそのうち直るかも知れない(というか直ります)ので、気にしません。

どうでしょうか?やっぱり微妙にズレちゃいましたが、前回よりはマシかな?

エッジ部分はこんな感じ。いい感じに垂直に切れているんじゃないかと思うのですが。

四隅はそのまま直角でいこうかとも思ったのですが、やっぱりRを取ることにしました。

前回のように食い込むのが嫌だったので、ある程度Rを取ったら…

こちら、ドレッサーで磨いてRを滑らかにしました。ドレッサーなんて名前ですが、要は金属製のヤスリです。小さいので細かい作業ができていいのです。エッジだけでなくコバ(側面)全体をこれで磨く、というか荒らしました。切りっぱなしの方が綺麗ではあったのですが、コバ全体に軽くやすりをかけてざらざらにしています。

写真を撮っていなかったのですが、今回はコバにトコフィニッシュではなく、染料を塗っています。たまたま同じようなエメラルドグリーンがあったので、それをたっぷり染み込ませています。断面を見ると革の芯の部分まで染料が届いていないのですが、コバを染料で染めることで分からなくなります。

染料は爪楊枝のお尻の方に少しだけ付けて、銀面(表側)やトコ面(裏側)にはみ出さないように丁寧に塗っていき、全体に塗れたらスリッカーで磨きます。厚塗りはしなかったのでピカピカにはなりませんが、きれいでいい感じになりました。

で、床面(裏側)なんですが、今回はトコフィニッシュではなくトコノールというのを使ってみました。

こんなやつ。役割はトコフィニッシュと同じなのですが、こちらの方がちょっとシャバシャバな気がします。どっちでもいいのですが、トコ面の処理ならこっちの方が好みかも。あくまで好みの問題ですが。

トコ面とコバの処理が終わったあと、数日置いておきました。すぐに次の作業に移ってもいいのですが、トコノールや染料がきちんと乾いて革に馴染むのを待ちました。

革が落ち着いたらゴムを通します。

前回とは違い、今回は純正のゴムを使いました。いろいろ色を選べるし、やっぱりこれがいいのかも。

結び目を隠す金具はこちら。

しおりはこちらの革紐を使います。色は茶色をチョイスしました。

ゴムはオレンジです。本当は赤にしたかったのですが、実は失敗してしまい、オレンジで妥協。でも緑に対してなかなかいいアクセントになってくれたと思います。結果オーライです。

セオリー通りにゴムを通していきます。

ゴムの端に革紐を合わせて…

穴に通して一緒に結びました。実はこの写真、失敗しています。しおりはゴムの下側を通さないといけないのですが、この写真では上(右)に通してしまっています。もちろんこのあと修正しました。

ある程度テンションを掛けてゴムを結んだら、金具で結び目を隠します。金具はペンチで閉じる、というか潰すのですが、なかなか難しいですね。

作業はこれで終了です。大した作業ではないはずなんですが、なかなかに難しかったです。

手帳をセットする 〜 実際に使ってみる

早速手帳を挟んでみます。もちろん外側にはクラフトファイルを挟んでいます。

とりあえず1冊だけ挟んでみました。1冊だけだとちょっと大きめなので、やはり2冊+いろいろ挟めるなぁ、という感じです。

これは今使っている状態です。ゴムバンドは別途購入しています。↓こちらです!


現状この状態で半年くらい?使っていますが、なかなかに良い具合です。購入時に比べると革の色が少しだけ濃くなりましたが、大きな傷もなく、きれいに使えています。この革、表面が結構しっかりしているので傷が付きにくい気がします。ただ分厚くてがっちりしているので、それなりに無骨な感じではあります。とはいえ革色を明るくしているのと、バンドの赤とが相まって、あんまり重い雰囲気にはなっていないのがいいのではないか、と自画自賛。表面がツルツルしているので、ステッカーとかバンバン貼りたい向きにもいいのではないかと。

引き続き、どんな使い方をしているかもご紹介していきます。

市販のレザーバンドでトラベラーズノートを留める

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