【レビュー】Nokton Classic 40mm F1.4 MC – 京都知恩院の紅葉を切り取る【作例多数】

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秋の京都知恩院の紅葉

※この記事は、以前持っていたブログ(現在は閉鎖)の記事を加筆・修正したものです。

2019年11月の終わり頃。少し時間があったので、京都は知恩院に足を伸ばしてみました。目的はもちろん紅葉。観光客が増えすぎている昨今の京都、出来るだけ人を避けるために朝早く出かけてみました。

目次

撮影機材

今回は荷物を少なくしたかったのと、「縛り」をつけてみようという思いがあって、FUJIFILM X-T20にVoigtlanderのNokton Classic 40mm MCをチョイス、他にはレンズも何もなしで挑戦です。

マウントアダプターはSHOTEN マウントアダプター LM-FX Mです。ヘリコイドが付いていてマクロ撮影が出来るので、こちらも期待です。

撮影場所

本当は嵐山の方に行ってみたかったのですが、時間があまりなかったのと観光客が多過ぎなのが嫌だったので、比較的駅近の知恩院をターゲットに。京阪祇園四条駅からぶらぶらと歩いていきました。

京阪三条駅からでもいいですし、京都駅からもバスが出ていますので、車がなくてもアクセスは悪くないと思います。

作例集

ここからはぷらぷらと散歩しながら撮った写真を貼っていきます。ある程度カリッとさせたかったので、基本的には絞りF2.0で撮っています。

Voigtlanderのレンズをマウントアダプターを介して取り付けると、レンズ情報はカメラに送られません。一部を除いて細かい設定は記録されませんので、どうしても必要な場合は都度記録しないといけないのですが、そこまでは必要なさそうなのでやっていません。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/350

途中にあった一銭洋食の看板。使い慣れていないレンズだったので、目に付いたものを片っ端から撮っています。40mmを X-T20に取り付けると焦点距離は1.5倍の60mmになりますので、ちょっと望遠に近くなります。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/320

鴨のご夫婦。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/1,250

朝早かったせいか、観光客は誰もおらず。やっぱり京都には静寂が似合うのです。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/850

いろいろ試しつつ…

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/850

お散歩です。そうそう、カラーシミュレーションはPROVIA=スタンダードです。この後VELVIA=ヴィヴィッドを多用することが多くなるのですが、この頃はまだスタンダード。比較的渋い色合いと思います。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/2,900

そんなこんなで知恩院に到着。これは信号待ちの時に撮った一枚です。40mmといってもX-T20では60mmになるので、これくらいの画角になっちゃいます。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/680
Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/500

この辺りからヘリコイドを使っています。かなり寄れるのが楽しいのです。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/250

画像のファイルサイズを小さくするためにwebpを使用しているので画質があまりよろしくないのですが、かなりカリッと綺麗に撮れていると思うんです。これもヘリコイドのおかげ。お値段がだいぶ上がりますが、こういう寄った写真が好きな方は是非とも”ヘリコイド付き”のマウントアダプタを使うことをおすすめします。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/1,250

寄り道ばっかりしてしまいましたが、ようやくここまできました。あいにくの曇りでしたが、本当にこんな雰囲気でした。

この辺りからフィルムシミュレーションをVELVIAにしています。いわゆるVividモードですね。FujifilmのカメラはVividにしても色合いが嫌味にならないので以前より多用するようになりました。紅葉のように色を強調したい時は、積極的に使ってもいいかな、と思っています。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/420

ここ何年も、夏が暑すぎてもみじの葉が葉焼けしてしまい、あんまり紅葉が綺麗ではありませんが、遠目にみればまずまず、かな?

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/280

葉先が少し焼けてしまっているんですね。でもこれくらいであれば普通なのかな?京都の夏はとにかく暑いですからね。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/1,100
Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/400

今回の中で結構好きな一枚です。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 -1.0ev ss 1/800

露出を落としてみました。色がより濃くなり、いい雰囲気が出たんじゃないかと思います。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/420

Velviaですが、自然な色合いだと思います。これも好きな一枚。水面の波の様子が美しいのです。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/250
Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/500

すすきって久しぶりに見た気がします。秋の代名詞ですが、減ってきてしまってるんでしょうかね?

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss 1/38

山上の鐘撞堂に来ました。もう少し絞った方がもっとシャープに写るかも知れません。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss1/280

陽が当たるところだけが赤くなっています。こういうグラデーションは大好きです。山の上の方だからか、日当たりがあんまり良くないのか、葉が小さめです。が、こういうもみじ、いいじゃありませんか。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss1/500
Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss1/420
Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss1/350

ちょっと池をモチーフに。見事なもみじですねぇ。きちんと手入れされている感じです。

この辺はマクロですかね。ヘリコイド大活躍です。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss1/450

いい色です。

紅葉しているもみじは裏側から見上げるように撮るときれいに撮れるかもです。

Fujifilm X-T20 Voigtlander Nokton Classic 40mm MC F2.0 ss1/1,400

帰り道、境内に寒桜が咲いていました。ヘリコイド付きのマウントアダプタだとこれくらい寄れるのでいろいろなものを撮りたくなります。

マニュアルレンズでの撮影はマニュアル車を運転するような感覚で、独特の楽しみがありますね。今回改めて感じました。慣れるまでちょっと難しかったり、うまくピントが合わなかったりしますが、ピント合わせはミラーレスになってかなり簡単になったと思います。中古のマニュアルレンズならかなり安く買えるものもあるので、ぜひ一度試して頂きたいです。

さて、そろそろおしまいです。35mm換算で60mmというのは、ちょっと画角が狭いな、と感じました。でもヘリコイドのおかげで、逆にマクロ撮影が楽しかった気がします。

〆の一杯

写真の確認がてら、お昼ご飯を食べることにしました。ついでにちょっと一杯飲んじゃおう!ということで、先斗町に向かいます。

おばんざいで日本酒をちょっとだけ、と思い、「京都 豆八」さんにお邪魔しました。

豆八 店内の様子

それほど混んではいませんでしたが、2Fの座敷に通されました。後から赤ちゃん連れのご家族が入ってきましたが、ちびっこがゴロゴロしても大丈夫な感じです。

日本酒を熱燗で

とりあえず熱燗。確か佐々木酒造の聚楽菊だったかと。

お通し

お通しは確か豆腐の何かだったような… 栗が載っていましたよ。

生麩

京都らしかろうと生麩を注文し…

おばんざい五種盛り

メインはおばんざい5種盛りです。一皿は大きくないですが、いろいろなおばんざいを楽しめました。こうやってちょっとずついろいろ食べられるのは楽しいですね。それに、写真を撮るのにもいいかもです。いわゆる「映え」ます。

酒有夢(さけありてまどろむ) 純米吟醸

やっぱり冷も飲みたい!と、冷酒もお願いしちゃいました。酒有夢(さけありてまどろむ)、伏見は齋藤酒造の限定銘柄らしいです。齋藤酒造といえば英勲?で有名だったかな?

この豆八さんですが、ちょっと観光客向けだな〜って感じもあるものの、観光旅行でおばんざいとやらを食べてみたい、ということであれば悪くない感じです。静かでいい雰囲気、店員さんもめちゃフレンドリーで居心地が良かったです。

日本酒を飲んでお腹がいっぱいになったところで、京都を後にしました。

秋の京都知恩院の紅葉

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